あちゃんでいいのを作ってみた

経緯

aitendoであちゃんでいいの(KIT-ADINO3)が177円で売られていましたので
組み立て→書き込みをする過程で気づいた点をまとめようと思います

あちゃんでいいのとはArduinoのようにATmega328を動作させる
最低限の機能を備えた基盤の事で、ブートローダ書き込み済みのATmega328
差し込む事により市販のUSB-TTL変換と接続させる事により
Arduino IDEでArduinoのように書き込みが出来る基盤の事です

ブートローダとは何か?

ブートローダとは電源投入直後に起動するAVRの初期化プログラムの事で
Arduino等がUSBなどのシリアル通信で簡単に書き込みを行えるようにするものです

このブートローダが書き込まれていないAVRをArduinoや、あちゃんでいいのに挿しても
Arduino IDEからプログラムを書き込むことが出来ません

ブートローダを書き込むには?

新たにAVRにブートローダを書き込むには
Arduino本体、書き込み用基盤、Arduino IDEにAVRマイコンを追加する
定義ファイルの3つが必要になります

一つ目のArduinoは正規でも互換基盤でも完全動作していれば構いません
私は同社のびんぼうでいいのを利用しています

二つ目の書き込み基盤は以下のようなものを利用します
これはATmega8/88/168/328系に対応しているArduino ISP Shieldを少々改造したものです

仕組みさえ理解すればご自分で様々なタイプのAVRを書き換える事も出来ますので
以下のURLを参考にしてみて下さい

今まで作ったArduino ISP Shieldをまとめてみた
さてさて 今まで幾つもICP Shield(CPU書き込み機)を作ってみたので その纏めを投稿しておきます 初期の頃ait...

三つ目の定義ファイルは私が纏めたものがありますのでそちらを参照すると良いでしょう

Arduino IDEにATmegaとATtinyを追加する定義ファイルを自分なりに纏めてみた
経緯 秋月電子通商で売られているATtiny/ATmegaのラインナップの書き込みに対応させたく 定義ファイルを独自にまとめ...

Arduino IDEでプログラムを書くには?

あちゃんでいいのをArduino IDEでプログラムを書き換えるには
別途USB-TTL変換アダプタを用意する必要があります

同社がTR5GPと呼称するインタフェイス
Tx、Rx、5V、GND、P-RESET(DTR)の頭文字を取ったもので
これに順しているUSB-TTL変換アダプタを利用すれば
Arduino IDEから見たらArduino相当として振る舞うという仕組みなのです

動作確認されているUSB-TTL変換アダプタ

同社ではUSB-シリアル変換 [USB2RS-340G]が推奨とされています
変換チップもCH340Gとびんぼうでいいのに搭載されているチップと同じです

USB-シリアル変換
●概要3.3/5V、USB-シリアル、2.54mmピッチ6P●仕様・機能USB-シリアルコンバータチップCH340Gを使ったUSB-シリアル変換モジュールの完成品、USB側:Aタイプ(オス)コネクタ、…

USB-TTL変換アダプタ考察

基本的にDTS(Reset)端子の出力が無いタイプのものはストレートに動作致しません
(タイミング良くあちゃんでいいののリセットボタンを操作すれば動作しますが)
必ずDTS端子が出力されている物が必要になります

USB-TTL変換アダプタに使われている変換チップは主に以下のものがあります
FT232、CP2102、CH340、PL-2303

だいたいは差し込めばプラグアンドプレイで自動的にドライバが当たりますが
万が一ドライバが当たらない場合はメーカーのサイトから該当するドライバを
ダウンロードしインストールして下さい

※PL-2303はWindows 10では正常動作しないと報告されていますが
メーカーサイドがWindows 8以降のOSをサポート外にした為です
また正規のドライバを更新しても動作しませんので
改変ドライバを配布しているサイトからダウンロードして下さい

FTDI Drivers
USB RS232 - FTDI designs and supplies USB semiconductor devices with Legacy support including royalty-free drivers. Application areas include USB RS232, ( USB S...
USB - UART ブリッジ VCP ドライバ - Silicon Labs
CP210x USB - UART ブリッジ仮想 COM ポート(VCP)ドライバは、CP210x 製品とのホスト通信を容易にするための仮想 COM ポートとしてのデバイス動作に必要です。これらのデバイスも、ダイレクト・アクセス・ドライバを用いてホストと接続できます。
CH341SER.EXE - 南京沁恒微电子股份有限公司
Family Software Drag Racing - Newsletter#37, Prolific PL-2303 Driver Solution for Code 10 Error

あちゃんでいいのを考察

はてさてあちゃんでいいのを組み上げUSB-TTL変換アダプタと接続して
Arduino IDEでLチカなどのプログラムを書き込み動作などさせてみましたが
Arduino互換機そのものとして動作するようです

さて長々とUSB-TTL変換アダプタについての説明を書きましたが
ちょっと専門的部分を記載しておきましょう

AVRマイコンにプログラムを書き込むには
SCK(19ピン)、MISO(18ピン)、MOSI(17ピン)、RESET(1ピン)の
端子を使うのが慣わしなのですが

あちゃんでいいのとUSB-TTL変換アダプタを接続した端子は
Tx(3ピン)、Rx(2ピン)、5V(7ピン)、GND(8ピン)、P-RESET(1ピン)
のTR5GPでした、さて同じシリアル通信で書いているのに
SCKが無ければ端子も違うのに何故書き込めるのでしょうね

いやあ不思議不思議…

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